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投稿日:2015年12月01日更新日:2019年01月15日

【評価・レビュー】グロが魅力の無規制FPS!『ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド』をプレイした感想

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PS4で遊べるFPSというとオンラインマルチプレイがメインだったりしますが、今回レビューする『ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド(Wolfenstein: The Old Blood)』は時代の流れに逆らい、シングルプレイ一本という潔さ。「オンライン無いとか駄作じゃん!」という声が聴こえてきそうですが本当にそうでしょうか?

果たして本当に駄作なのか? 買う価値は無いのか? それともオススメか?ありのまま思ったことをレビューしていきます。

表現規制無しでグロさMAX!二丁拳銃で爽快感MAX!

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以下のトレーラーを見れば分かるように、「CEROは何してるの?」ってぐらい表現規制は全くされていません。銃撃で頭や手足はもげますし、手りゅう弾でバラバラにもなります。さらには、ステルスキルやイベントシーンでの死に様もなかなかのグロさです。そのグロさが爽快感に直結するのは魅力ですね。

またほとんどの武器が二丁拳銃可能です。アサルトライフルのような連射速度の速い武器を2つ同時にぶっ放すのは爽快の一言です。

二丁拳銃は爽快感だけの為にあるわけではありません。戦略的にも重要です。本作は敵に見つかると乱戦なることも多いので一丁だけでは攻撃が間に合わないことがあるんですよね。そんな時、二丁拳銃だと攻撃速度が2倍になるので一丁では攻略不可能だった状況を打開することが出来るんです。

ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド ゲームプレイ トレーラーPS4

操作性はバトルフィールド4をよりスムーズにした感覚

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次に操作感。これはかなり良いと思います。

FPS操作方法はバトルフィールド4に似ています。物陰からのエイムの時に頭が傾くのも一緒ですね。

このゲームの方が優れている点は全体的動作がキビキビとしていてかなり快適な事。FOVが他のゲームよりも高いだけなのかも知れませんが真相は分かりません。

個人的には今までプレイしてきたFPSで一番気持ち良い操作感覚だと思いました。

本編クリア後のチャレンジモードからが本番。スコアアタックが熱い!しかし・・・

個人的にFPSはバリバリ撃ってナンボだと思うんですよね。本編クリア後には各ステージを舞台に得点を競うチャレンジモードが遊べるようになるんですが、これがなかなか熱いんですよね。

単純にキャンペーンモードから戦闘部分を抜き出して、オンラインでスコアを競えるようにしただけですが、そのシンプルな感じがスコアを競おうと思わせてくれるんですよね。ここでFPSの実力を身に付けて、バトルフィールド4(レビュー記事)などのオンラインマルチプレイがメインのゲームに挑戦するのも良いかもしれませんね。

ただ、このチャレンジモード残念な点があって、モードの性質上仕方ないんですが、死んだらそこで終了なんですよね。そして、その後のリトライには長めのロードが入るわけなんですが、これが本当にテンポが悪い。上級者は気にならないと思いますが、初心者はすぐ死ぬので頻繁に長いロード画面をみることになるんです。結構ストレスなので、ここだけは何とかしてもらいたかったですね。

どことなく漂うB級感と旧FPS的なシステム・ゲームバランスは評価が分かれる

欠点というか好みの問題かも知れませんが、バトルフィールド4がハリウッド映画なら、ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッドはB級ホラー映画って感じですね。

本作はナチス・ドイツをテーマとした作品ですが、前半はまだ良いものの、後半には突如ゾンビが登場したり、ラスボスは巨大な怪物だったりします。また、キャラクターのモデリングも癖がありますね。主人公の相棒が妙に不気味に感じてしまいました(笑)

グラフィックはPS3とPS4の中間ぐらいで、シーンによってはバトルフィールド4よりも綺麗だったりするんですが、やはり人物のモデリングやモーションがチープなのでB級感を感じずにはいられません。

また、システム面も今主流の「時間経過で体力が回復していく」というものではなく、アイテムで回復する仕様になっています。勝手には回復しません(微弱には回復します)。つまり、隠れてチマチマ倒してばかりだと回復できず、いずれ体力が尽きてしまいます。だから、攻める時は攻めることも重要です。

つまり、状況に応じて随時戦略を変えていく必要があるのでアグレッシブが戦いが求められます。チキン戦法に慣れてしまっている人はかなり難しいと感じるかも知れません(私がそうでした。結局Easyまで難易度を下げることに・・・)。慣れてくれば、これも楽しさの一つとして感じるようになりました。

あとは、四方八方から攻撃されるラスボス戦はウザいの一言ですね。二度と戦いたくありません(笑)

ステルスプレイも可能で楽しいが、序盤で強制されるのはマイナス

『ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド』は敵に見つからないように攻略するステルスプレイも可能で、敵の背後から忍び寄りサクっと殺るのもなかなか楽しいのですが、序盤からいきなりステルスプレイを強制されるのは「無いな」と思いました。しかも結構そのシーンが長く続くんですよね。

本作の魅力って銃撃戦の楽しさだったり、血みどろになりながらバリバリ乱射する爽快感だと思うんですが、いきなりステルス強制っていうのは完全に失敗だと思うんですよね。実際プレイして「思っていたのと違う」って思いましたからね。そのシーン以降は普通に楽しめましたけど。

価格はかなりお手ごろ。コスパ良し

このゲームを買った一番の理由はPS Plus限定割引で1,200円ちょっとという驚きの価格だったからなんですよね。Amazonでも十分安いですがパッケージ版にこだわりが無ければ今ならDL購入がオススメです。

オンラインマルチプレイが無い分製品寿命も短いのでフルプライスだと流石に高いと思ってしまいますが、3,000~4,000円ぐらいであれば十分遊ぶ価値がある内容です。

ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッドの得点

84 / 100

※この得点はどのくらいオススメなのかを表すものです。グラフィックやサウンドがイマイチでもそれを上回る魅力があれば高得点になります。

項目別評価

グラフィックス ☆☆☆★★
背景は及第点だがキャラクターのモデリングレベルは低い
サウンド ☆☆☆★★
可もなく不可もなくといった印象
熱中度 ☆☆☆☆★
銃撃戦は楽しい。しかしステルス強制部分やボス戦で少しだれる
ボリューム ☆☆☆☆★
価格を考えれば十分。ただマルチがある作品よりはお得感は減るかも
遊びやすさ ☆☆☆☆★
FPSとしての操作性は抜群!

まとめ

時代を逆行している本作ですが、

  • 主流のオンライン必須ではなく伝統的なFPSが遊びたい人
  • スコアアタックで得点を競うのが好きな人
  • バリバリ撃って血肉を飛び散らしたい人
  • 低価格でFPSを楽しみたい人

というような人にはオススメ出来ます。

操作性がかなり良く、歯応えのある難易度(調整可)なので気持ちよく遊べるので、「とりあえず新しいFPSを遊びたい」なんて人にもオススメ出来ますね。

ザ オールドブラッドでハマった人であれば、ザ ニューオーダーもオススメかも知れません。

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