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雑記
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2015年09月29日

日本でプロゲーマーという職業が成立しない理由

 

世界ではスポーツ(e-sports)として認知されている対戦型テレビゲームですが、日本でもその波は着実に広まりつつあるようで、プロゲーマーとして活躍する人も着実に増えてきているようです。

しかし、諸外国に比べるとだいぶ出遅れているのは事実で、「ゲームで稼ごうなんて馬鹿な事をやってないで真面目に働け!」という声が大半だと思います。

一体何故、日本ではプロゲーマーを軽視する声が多いのか? その理由について考察してみました。

日本ではゲーム=スポーツとして認識されない2つ理由

私は日本でゲームがスポーツとして認知されていない理由は2つあると考えています。

1つは日本では『スポーツ=肉体を駆使した競技』というのが前提があるからです。つまり、体を使う『フィジカルスポーツ』だけが日本人にとってのスポーツなんです。しかし、海外では頭脳を使う『マインドスポーツ』もスポーツとして扱われます。ちなみに、2018年に開催する韓国ピョンチャン冬季五輪ではチェスが新種目として採用されています。

もう1つは、日本で流行るゲームジャンルに問題があります。海外では戦略性、動体視力、反射神経といった身体能力を駆使するゲームが人気を博していますが、日本ではストーリー性に特化したRPGや手軽に遊べるスマホゲー(ソーシャルゲー)が人気です。当然これは海外の定義でもスポーツとは言えないでしょう。

日本でプロゲーマーという職業が成立しにくい理由

単純に「ゲーム=娯楽・暇つぶし」という認識が強いからだと思うんですよね。上で挙げたゲームジャンルの影響も強いでしょう。RPGやスマホゲー(ソーシャルゲー)ではプロゲーマーの凄さは伝わりませんからね。

それに、いくら日本のプロゲーマーが海外で人気の戦略性、動体視力、反射神経が問われるゲームをやったところで、一般人はそれを見て「凄い」とは思わないはずです。なぜなら、馴染みが無ければ凄さは伝わらないからです。

例えば、日本のプロゲーマーで有名なのが『ストリートファイター4』の世界大会で1位になった梅原大吾(ウメハラ)氏や、『バトルフィールド4』のアジア大会で1位になったダステル氏ですが、彼らのプレイを見て驚愕するのはそれなりにこれらのゲームに馴染みがある人だけなんですよね。ゲームに関心の無い人が見ても「手先が器用な人だね」ぐらいの感想で終わってしまうはずです。

↓ウメハラ氏『ストリートファイター4』世界大会動画
ウメハラ氏スト4大会動画

↓ダステル氏『バトルフィールド4』プレイ動画
ダステル氏BF4プレイ動画

万人が「プロゲーマーって凄いな」って思える動画

『ストリートファイター4』や『バトルフィールド4』のプレイ動画を見て、凄さが分かるのは限られた一部の人であることはこれまで話した通りです。しかし、多くの人が「凄い」と感じることが出来るゲームプレイも存在します。

おそらく多くの人が一度はプレイしたことがあるであろう『テトリス』。プレイしたことが無くても、あまりに単純明快なルールなので事前知識が無くてもその凄さは伝わるはずです。以下の動画を見てみてください(後半に注目!)。

テトリス神業プレイ

動画前半は大したことない内容ですが、中盤から後半にかけて『神業』が披露されます。ラストスパートはもはやテトリスでは無いです。。。(笑)これに凄さを感じない人はほとんどいないはずです。

この方がプロゲーマーかどうかは分かりませんが、これだけのテクニックを身に付けるには相当な年月と多大な努力が必要なことは誰でも想像がつくはずです。

プロゲーマーは他の職業よりかなり過酷

一見するとプロゲーマーは『楽な仕事』だと思われがちですが、現実は一般的な職業よりも過酷です。

考えてみてください。

多くの職業は素人同然の状態で就職して、最初の1年はほとんど成果を挙げること出来なくても月収20万円弱は貰えるんですよね(素人同然であっても対価を得ている以上はプロです)。

一方、プロゲーマーとして生計を立てるには国内有数のスキルが必要です。その為には10年、20年もの長い年月が必要なんです。10年、20年やって初めて入口に立てるんですよね。

相手をリスペクトすることから始めよう

日本人は外国人からリスペクトされることが多いですが、逆に日本人が他の誰かをリスペクトするということは非常に少ない気がするんですよね。

「その業界のことはよく分からないから凄さが分からない。だからリスペクト出来ない」

という考えが日本人には多いと思います。だからプロゲーマーやユーチューバーは軽視されるわけです。五輪エンブレムの佐野氏のデザインを見て「こんな簡単なもの自分でも作れるわ!」という意見が多かったのも同じことなんですよね。結局のところ業界を知らないから『見下し』があるんです。

こういう考え方では誰も得をしません。互いに見下し合って、文化を衰退させるだけです。だから、次のように逆に考えるんです。

「その業界のことはよく分からないから凄さが分からない。けど、きっと凄い人なのだろう」

このように考えたほうが前向きで良いと思いませんか?そもそも、自分の出来ない事で生計を立てていること自体がリスペクトの対象になると思うんですよね。

基本的に私は自分以外の多くの人をリスペクトしています。例えそれが小さな子供であってもです。私は内向的な性格で人が多い所が苦手ですが、人の輪に積極的に入っていける子供を見ると素直に「凄いな」と思うわけです。

おわりに

日本人がプロゲーマーやユーチューバーのような未知なるものを評価しない傾向にあるのは、島国特有の保守的な性質が根本的な原因だと思うんですよね。海に囲まれているから他所の国・文化を気にする必要が無かったわけです。

しかし、現在はグローバル化により国家間の距離が狭まっています。そういう状況で未知なる文化を拒絶することは日本にとって大きなマイナスです。異文化を受け入れる広い心を持つ事がこれからの日本には欠かせないと思います。

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